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回復までの一例

回復までの流れ(ケーススタディ)

【ご注意】以下の内容はモデルケースです。実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。

  1. 入院治療のイラスト
    入院治療を勧められる

    Bさん(20歳代男性)は、仕事が長続きせず、最近は自宅に引きこもる生活を送っていた。当初家族は怠けているのかと思い叱咤激励していたが、「近所の人から悪口を言われている」「人に見張られていて怖い」と話すため、桜が丘病院を受診。統合失調症と診断された。自宅では昼夜逆転の生活のため、入院治療を勧められる。

  2. 入院当初

    病棟の中でも悪口が聞こえ、怖い感じが続き、夜もよく眠れない。そんなBさんに対し、主治医の先生は「悪口を言われていると感じることは病気の症状ですよ」と説明するが半信半疑。
    とりあえず、出された薬は飲むことにする。

  3. 入院1ヵ月後のイラスト
    入院1ヵ月後

    病棟での顔見知りも増え、生活に慣れてきた感じ。前ほど周りの音が気にならなくなり、夜も少しずつ眠れるように変わってきた。リハビリ(OT)活動を見学し、体を動かす活動に取り組みはじめる。

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    入院2ヵ月後

    他人の視線が怖い感じがなくなってきた。散歩にも行けるように。日中はOT参加し、生活リズムと体力作り。特にカラオケのある日が楽しみに。また、Bさんの家族は、病気の勉強会に通い始め「病気をゆっくり治そうね」と言ってくれるようになった。

  5. 入院3ヵ月後

    病気の勉強会に参加し、自分の病気の症状や再発予防のためにできることを学ぶ。「悪口だと思っていたけれど、あれは幻聴だったのか」と徐々に思えるように。
    また「退院後の生活をどうしよう」と相談したところ、デイケアを勧められ、事前の見学・参加を行う。

  6. デイケアのイラスト
    デイケアスタート

    退院後、外来通院を続けながら、1週間に1回デイケアに通い始める。最初は口も聞けないくらい緊張したが、徐々に歳の近いメンバーと話をすることができるように。

  7. デイケア1~2ヵ月後

    徐々にデイケアに通う日を増やす。1日の生活のメリハリがついてきた。
    デイケアの帰り道に、他のメンバーと寄り道して、お茶を飲んだりもできるようになった。

  8. デイケア3ヵ月後

    仲のよいメンバーが、就労訓練施設に行くという。
    自分も行ってみたいとスタッフに相談すると、いくつか施設を紹介され、見学することにした。

  9. その後のイラスト
    その後

    いくつか施設をまわり、最終的に、パンを作ったり販売したりする事業所を選び通うことに。慣れない接客に汗だくになることもあるが、充実感がある。フルタイムで働けるようになるのが、Bさんの今の目標。

 
 

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