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ご挨拶と基本理念

理事長あいさつ

桜が丘病院理事長の写真
桜が丘病院理事長:堀田宣之
 当院へ赴任以来、一貫して病院の近代化と機能分化に努めてきました。今後も当院の基本的なポリシ-として、当分継続されてゆくでしょう。
 当院の目指している機能分化は主に3つあります。外来治療から入院治療へ、慢性期治療から急性期治療へ、混合病棟から専用病棟化へのシフトであります。根底には、病院本来の使命は入院治療にあるという、考え方があります。しかし、言うは易く、現実に実行してゆくのは困難が伴います。日本の古き良き時代の医療伝統からすると、あるいは患者さんの立場からすると、<外来-入院-外来>という医療の継続の鎖が断たれてしまうことになります。折角馴染んだ主治医が退院を契機に変わってしまうのは、患者さんにとっても大変辛いことです。しかし、敢えてそれを貫いてゆこうというのが、当院のポリシ-です。患者さんを紹介して頂く診療所・病院のご理解とご協力、つまり病診・病病連携、さらには介護施設との連携がうまく機能してゆくことが肝要です。
 機能分化というのは、企業の言葉でいえば、選択と集中ということになります。221床の病院で、あらゆる精神科疾患に対応してゆくことには無理があります。当院は、現在、約100名のうつ病患者の入院治療を行っています。最初は51床のうつ病専用病棟から始めました。しかし、さまざまなタイプのうつ病患者さんが入院してきますと、ひとつだけではいろいろな支障が生じてまいります。そこで、第二番目のうつ病専用病棟の建設に取りかかりました。老人性うつ病を考慮すると、将来もうひとつ、うつ病専用病棟が必要になるでしょう。退院後のアフタ-ケアを含め、バランスのよいうつ病の治療体系を創り上げるのが、当面の最優先課題です。
 機能分化により得られるものも、失うものもあります。得られるものは、密度の高いチ-ム医療です。これによって、入院期間の短縮と質の高い医療が提供できます。修正型電気痙攣療法の導入は、いろいろなタイプのうつ病に有効性が確認され、殊に高齢者のうつ病患者さんにも適用が広がりました。精神科医療は、社会の変化とニ-ズに絶えず翻弄されながら、これに対応してゆくことが要請されます。また、厚生労働省の考えを先取りしてゆくことも必要です。
 理想的な医療を目指すのは、決して完成することのない茨の路を歩むことであり、いわば、医療機関の宿命とも云えますが、今後とも皆様方のご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 

基本理念

運営会議の様子

私達は、心の医療を求める人々の尊厳を重んじながら、安息の場と適切な医療を提供し、あわせて地域精神保健に貢献します。