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症状と回復

「気分の落ちこみ」と「うつ病」との違い

誰でも、対人関係でトラブルがあったり、仕事で失敗した場合は、ゆううつになったり、落ちこんだり、食欲がなくなったりします。そういった不調は、たいてい日が経てば元通りになることが多いでしょう。
しかしながら、特に原因がないのに、不調が長引いたり(1ヶ月以上)、繰り返しおこったりする場合は、もしかしたら「うつ病」かもしれません。

さまざまな「うつ病」の症状

「こころ」と「からだ」の両方に、症状があらわれます。
これらの症状が出る・出ないには個人差があります。

【基本的な症状】
気分が重く沈み込む。何をやっても楽しくない
【よく見られる症状】
食欲がない、疲れやすい、よく眠れない、集中力の低下、動きが遅くなる、必要以上に自分を責める、物忘れが多い etc…
【身体的な症状】
頭痛、倦怠感、肩こり、胃の痛み、下痢や便秘、発汗、息苦しさ etc…

ご家族や周囲の方が気付きやすい症状

  • 暗い表情・笑顔が見られない
  • てきぱきとやれなくなった
  • 小声・無口・返事が遅い
  • 急にやせてきた
  • 横になることが多くなった
  • 病気は治らないと思い込んでいる
  • 必要以上に自分や他人を責める
  • 落ち着きがない
  • 「死にたい」そぶりをしたり、訴えたりする

うつ病という「渦」から抜け出しましょう。

うつ病のイメージ
うつ病の症状の変化は、「渦」をイメージすると分かりやすいかもしれません。うつ病は、放っておけば、渦にまきこまれるように徐々に悪化していきます。逆に、治療をはじめれば、徐々に渦から抜け出すことができます。

 

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回復を焦らないことが大切です。

うつ病になると悲観的になり「ずっと治らない」「もう自分はだめだ」と思いがちです。
そのため、どのように回復していくかを知ることが大切になってきます。
治り方や、回復のペースは人それぞれですが、おおよそ以下のような過程をたどります。
うつ病の回復ペース

  • (1) 前兆期:脳に疲れがたまる時期
  • (2) 底の時期:脳の疲れがピークに達し、落ち込みが強い時期
  • (3) リハビリ期:少しずつ脳の疲れがとれ、回復していく時期

このように、うつ病は波がありながら、ゆっくり回復していく病気です。
「良くなった」「悪くなった」と一喜一憂せず、じっくり構えることが大切です。また周囲も、患者さんのペースにあわせ、回復を急がせないよう、ゆっくり病気とつきあえるようにお手伝いをしていきましょう。