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リハビリ

作業療法(OT)

病状の安定・回復を目指すリハビリ治療です。
作業療法は英語で” Occupational Therapy”といい、精神科で行うリハビリテーションを指します。英語の頭文字をとってOTと呼ばれています。「作業療法士」という国家資格をもった専門職がリハビリを指導します。

うつ病の急性期治療においては安静が第一とされ、作業療法等のリハビリテーションの導入は、入院後1ヶ月程度が経過してから、という報告が多く聞かれます。しかし、当院では医療スタッフ間の連携により、患者さんの回復状況に応じた早期からのリハビリテーションアプローチが可能となっています。『早期より、身体感覚刺激を伴った活動を提供することにより、心身のバランスを整え、回復を促すことが有効である』という考えに基づき、様々な活動を用意しています。

リハビリの効果

1) 生活リズムの回復 決まった時間に起き、日中活動に参加することで睡眠のリズムを整えます。
2) 基礎体力の向上 ストレッチや軽スポーツなどを通して、日常生活に必要な基礎体力の回復を図ります。
3) ストレス対処法の獲得 集団活動での人付き合いの練習や、ストレスに対する自分なりの対処方法を学べます。
4) リラクゼーション法獲得 疲労や心身の緊張を軽減するため、呼吸法やアロマなど自分に合ったリラクゼーション法見つけることが出来ます。
5) 程よいペースの獲得 うつ病の特徴として、困難を頑張って乗り越えようとする(オーバーワーク)方が多く見られます。リハビリを通して、休息のタイミングを知り、自分の 状態に応じた無理のないペース作りが学べます。

特徴的なプログラム

リハビリプログラムの様子

リラクゼーション
自律神経系のアンバランス等に起因する身体症状を“うつの周辺症状”と銘打ち、その改善をテーマに実際の対処法の習得を目指します。
例えば、緊張感からくる過緊張状態への気付き、それによって起こる頭痛や肩こりなどの身体症状のメカニズムを学習することとともに、軽い運動等を通じて、その改善方法などを実践します。
退院後を踏まえた目的別プログラム
復職や家庭復帰を目指す方など、人それぞれの退院に向けた目的があります。
復職を目指す方には、社会生活を営む上で必要になる体力作りを兼ねての運動プログラムを提供しています。
家庭復帰を目指す方には、退院準備としての料理活動への参加を用意しています。

作業療法の週間プログラム(一例)


アロマ 料理 リラクゼーション 創作 アロマ 創作
[1階 教室] [1階 和室] [リラックス3] [1階 デイルーム] [1階 和室] [1階 デイルーム]
心の日曜日 楽しく調理 肩の力が抜けた生活 活動量のペース配分 心の日曜日 活動量のペース配分
ホッとできる時間をもつ事やストレスとの上手な付き合い方を知る事ができます。 家事活動を実践することで、退院後の生活への不安軽減や自信付けを行います。 ストレッチ、筋弛緩法など簡単な運動を通して、うつの周辺症状の改善を目的に行う活動です。 創作では、オーブン粘土やビーズ細工・グラスデコなどを行っています。 ホッとできる時間をもつ事やストレスとの上手な付き合い方を知る事ができます。 創作では、オーブン粘土やビーズ細工・グラスデコなどを行っています。

創作 スポーツ さくらスクール
(心理教室)
サルサ 音楽鑑賞/
五・七・五
松の会
[1階 デイルーム] [新館 体育館] [リラックス1] [リラックス3] [リラックス3/和室]  
活動量のペース配分 体力向上
ストレス発散
  体力向上
気分転換
自己表現 心身機能の活性化
創作では、オーブン粘土やビーズ細工・プラモデル製作などを行っています。 それぞれの体力に合わせた運動がありますので、安心して参加できます。 病気についての理解を深め、今後の生活について、考えていく活動です。 サルサの音楽を体で感じ、ストレッチやステップで体を動かします。
※14:00開始
自己表現をテーマに音楽鑑賞や川柳づくりを行います。
※隔週交代
病棟にて、簡単な体操やゲーム、おやつ作りなどを行っています。病棟レクなので、どなたでも気軽に参加されています。
さくらスクール等
(予備日)
さくらスクール、紫陽花の会、アサーションの日程の予備日です。