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認知症とは?

認知症…65歳以上で約6.3%の人に。

認知症では、いったん正常に発達した知能が、低下をきたす点が特徴です。高齢になるほど認知症になる比率は上昇するといわれています。一般的には「物忘れ」ではじまります。
次のようなことでも、気付かれることがあります。

  • 日常生活以外の場面(旅行、結婚式など)で、適切な行動がとれない
  • 興味・関心の低下(無趣味になる、新聞やテレビを見ない)
  • 生活行動が狭まる(今までの習慣や日課をしない、掃除や更衣をしない)
年齢 ~69歳 ~74歳 ~79歳 ~84歳 85歳~
認知症比率 1% 2% 5% 10% 20%以上

認知症は、脳の構造そのものの変化によって生じる「病気」です。

人間の脳は、記憶や、知的なはたらき(認知・思考・判断)をコントロールしています。 認知症は、この脳の構造そのものに何らかの変化が生じておこる病気(脳器質性疾患)であると考えられています。頭を打ったり、熱が出たりして、意識がもうろうとしている時に出る症状は認知症ではありません。

【認知症の原因となる代表的な病気】
  • アルツハイマー型認知症
  • 脳血管性認知症
  • 脳変性疾患(ピック病、パーキンソン病)
  • 感染症(進行麻痺、クロイツフェルト=ヤコブ病)
  • 中毒性障害(アルコール性認知症など)
  • その他(脳腫瘍、代謝障害、内分泌障害、酸素欠乏、ビタミン欠乏など)

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さまざまな「認知症」の症状

【基本的な症状】
  • 知的な働きの障害(記銘力・記憶力、見当識、計算力、思考・判断力の低下)
  • 人格変化(性格の尖鋭化、高等感情や道徳観念の鈍化、幼児化、依存性、自己中心性など)
【一部の人にあらわれる症状】
  • 感情障害(不安で疑い深くなる、ささいなことで興奮しやすくなる、うつ状態になる)
  • 意欲、自発性の低下(周囲に無関心となったり、無口になる)
  • 幻覚妄想、夜間せん妄(幻視、被害妄想などを生じ、多くは興奮を伴う)
  • 行動の異常(徘徊、暴言暴力、自傷、不潔行為、性的脱抑制、過食、浪費、収集癖など)

認知症とまちがわれやすい病気

【うつ病性仮性認知症】
抑うつ感情を伴い、能力の低下を自覚し嘆く傾向があります。
質問に答えられない時は、まちがえた回答はせず「わからない」と答えます。
抗うつ剤などで改善することが多いのも特徴です。
症状は、認知症に比べ急に現われ、短期的であり、変動がみられます。
【せん妄状態】
意識障害のひとつで、周囲の状況を明確に認知できない状態となります。
時間・場所・人物の誤認や、幻覚、不安、不機嫌、興奮があり、眠れず落ち着きがなくなります。
いろいろな身体疾患や、脱水、血圧低下、薬の影響で一時的に起きます。
【手術で治ることもある疾患】
抑うつ感情を伴い、能力の低下を自覚し嘆く傾向があります。
慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症は、頭部CT検査で診断できます。
前者は、比較的簡単な手術で症状が改善することが多く、早期診断が重要です。